本サービスは、LP(EP)
レコードその他、音源を、お客様に「録音」(サンプリング)して頂き、「録音」して頂いたファイルを、ノイズ除去、その他、編集し、完成したファイルを返却し、お客様の方で、お好みのCD−Rに焼いて頂くというサービスです。この場合、お送り頂くファイルは「AIFF」(44.1)のままか、「mp3」に固めた(「エンコード」した)物を、お送り下さい。これ以外のフォーマットには対応できません。オーディオ機器から「録音」する場合は、「Tape
Out」をご使用ください。スピーカー出力から録音したものは、編集できません。
ただしレコードは持っているが再生装置が無い、「録音」の仕方が分らない等といった場合、レコード本体をお借りし、こちらで「録音」する事も可能です(余分な費用がかかりますが)。
以下、かなり長い説明になります。説明を最後まで、よくお読みいただき、サービスの内容をよくご理解下さい。不明な点は、こちらにメール下さい。また、サンプルを送って頂く、あるいはこちらから送る場合もありますので、メールソフトで添付ファイルを受信できるようにしておいて下さい。
編集する内容は以下になります。(LPレコードの場合)
-ノイズの除去。除去できる程度は、原盤の状態と御希望によります。以下にノイズ除去前と、後のサンプル・ファイルを用意しました。これは極端に悪い盤の例になります。ここまで除去するとなると、数万円と、数カ月かかるとお考え下さい。
-レコードを「録音」して頂く場合、A面、B面の2ファイルになるかと思いますが、トラック分けをします。いわゆる「頭出し」が可能になります。
-曲(トラック)の前後に「ギャップ」(無音部分)を入れます。これは通常、2秒ですが、お好みに応じて、何秒でも可能です。特にリピートモードで繰返し聴く場合、最後のトラックのギャップは多目にした方がいいかもしれません。
-ナレーション等、余計な部分が入っている場合、それらのカット。バックに曲が流れている部分でこれをやった場合は、極力、前後の曲が繋がるようにします。
-パーカッション、歌手の炸裂音など、耳障りな音の削除。これはお好み次第になります。
-左右チャンネルのバランス、あるいは部分的にクリップ(歪む)場合、ゲイン(利得)調整。これをご希望の場合は、元のファイルの時点でクリップしていない事を御確認ください。
-曲ごとのフェードイン、フェードアウト。古いレコード盤ですと、盤自体に、「ザーッ」というノイズが入っています。これは曲が始れば減少しますが、特に出だしの部分で盤自体のノイズが耳障りな場合、曲の直前までの部分にフェードインをかけると、気にならなくなります。(今のCD並になります)また、曲の終わりには、フェードアウトをかけます。
-その他、特定の曲だけを抜き出す、あるいは特定の曲の一部だけを抜き出すといったような編集作業。
-LPとEPを混ぜる作業。この場合はEPのゲインを落とします。また、EPのみの編集、あるいは複数のEPをまとめる作業。
-SPレコードの編集。この場合は、こちらに78回転のターンテーブルがありませんので、ファイルを送ってください。
こちらでお引き受け出来るのは、基本的には「編集作業のみ」となります。レコードや曲の内容には、一切、「関知」しません。完成したファイルも、基本的には、CD−Rには焼きません。「mp3」のファイルでお返ししますが、「mp3」ファイルが展開(「デコード」)できないといった場合に限り、CD−Rに焼いて、お返しします。これは例外処置となります。(ラベルなどは印刷しません。)
お客様の方で「録音」できない場合の例外処置。この場合は、当方の機器で「録音」する事が可能です。以下、その工程と使用機器になります。
-レコードのクリーニング。液体フロン塗布(「ダスター」を逆さにして出るもの)、ラベンダーブラシで除去、「パーマクリン」(Permaclean、英国製)で帯電(静電気)防止。
-カートリッジは、音の入り口である事を考え、没個性的で、会社自体も、「癖の無さ」で今日でも有名で、当時、放送局が好んで使用していた「DENON
DL-103」を使用します。音の入り口で個性的なカートリッジを使用してしまいますと、アンプやスピーカー、特にCDプレーヤーと相性の問題が生じます。ただしこれは個人的な意見ですので、基本的には、「録音」は、お客様にお願いしたいと思います。
-アンプは普段、使用の「LUX/LUXMAN L-48X」になりますが、ご希望により、Marantz PM-90も使用可能です。ただしこのアンプは、左右のバランスが少し崩れているため、可変抵抗器(「2連のVR」)で入力を調整します。その他、数台ありますので、これら以外のアンプをご希望の場合、お問い合わせ下さい。
-編集ソフトは「Sound Studio v.
1.5.5」「Sound Studio v.
2.0.7」になります。二個使用するのは、このソフトは、レコード以外の編集用のためか、EPレコードの音を「2.0.7」に入れると、その時点でクリップするためです。「1.5.5」をサンプリング用に使用し、実際の編集には「2.0.7」を使います。以下に編集画面の写真をいくつか。
「Sound Studio v.
2.0.7」の編集画面。
波形1:上のサンプルの編集前の全体波形です。縦の線が(大抵)ノイズ波形になります。上の画面が全体像になります。全曲を通じて、ひどいノイズが入っている事がお分り頂けるでしょうか。

波形2:編集後の全体波形。ちょっと波形が違うように見えますが、上の編集前のファイルと同じ部分です。上側の画面で大きな縦線が殆ど〜全て除去されていることがお分り頂けるかと思います。

波形3:「バチッ」ノイズの波形。中心部分がノイズの直接の波形になりますが、こういうノイズ(傷など)は、その前後にも影響します。このため(大抵は)「Marker
1」〜「Marker
2」間をカットしないと、「ボコッ」という、聴き辛い音が残ります。実際にどこを切るのがベストかというのは、何度かやってみないと分りません。この画面の拡大率は「1:1」(最大)になります。ちなみに上の写真の拡大率は「1:256」です。これもどの拡大率で作業を行うのがベストか、経験と試行錯誤でしか分りません。

波形4:「チリ」ノイズの波形。赤い縦線の右の、ほんの小さな山形が典型的な「チリ」ノイズの波形になります。これは曲の最初の部分ですので、見つけるのは簡単ですが、途中に入っていた場合、モニタースピーカーの音を大きくしないと、見つけるのは大変です。

波形5:フェードアウト処理。上のサンプル曲は、五月蝿い曲ですので、最後の黒い部分にだけ、フェードアウトをかけてます。盤自体にノイズがある場合、曲の終わり直後からフェードアウトをかけることで、CD並の静かなエンディングが実現できます。

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最後になりますが、この作業は趣味の延長としてさせて頂くものですので(というか、「趣味」だと思ってやらないと、やってられない大変な作業、と言った方がいいので)、「納期」の設定は、「御遠慮」ください。見積もりの時点で、ファイル(ないし盤)を確認し、だいたいの納期を、お知らせします。
以下、参考。
何故このサービスをやる事にしたか。過去数年に渡り、数百枚のレコードを購入、売っぱらった物以外は全て編集し、もう買うレコードも編集するレコードも無くなった。「大変な作業」と言っても、膨大な量のノイズを綺麗さっぱり除去できた時の快感。というような事ですので、こちらの趣味に合わないレコードの編集は、お断りさせて頂く場合があります。例:ブス・アイドルが出した下手くそなLP。その他、編集作業中に気分を害するような音楽、というか「雑音」。例:「クラブ」系。